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循環器内科の研修

■研修目標と概要

DSCF9705.JPG 最新の循環器医療を提供する地域密着型の循環器内科診療をしています。非侵襲的検査(RI、エコー、冠動脈CT、MRI)を充実させ観血的検査・治療とのバランスの取れた診療を研修目標とします。豊富かつバランスのとれた疾患の研修とスキルの獲得、学会、研究会への発表ができます。また、救急医療への関わりを積極的に行える体制としています。後期研修3年で循環器主疾患(虚血性心疾患、心不全、心筋症、不整脈疾患、高血圧)の診断・治療を行えるスキルを身に付けることが出来ます。

■研修内容(自ら行い、身につけるスキル目標)
1)循環器全般の基本診療(指導医との二人診療体制)
2)CCUでのAMIや重症心不全治療(指導医との二人診療体制)
3)救急全般の診療(BLS、ACLSなどの研修は病院負担で行えます)
4)心エコー:体表心エコー、経食道心エコー、体表冠動脈ドプラーエコー、薬剤負荷心エコー
5)体表各種血管エコー(深部静脈、頚動脈、四肢動脈)
6)心臓核医学検査(運動及び薬剤負荷)
7)心臓MRI、冠動脈CT(画像処理から読影まで)
8)心カテーテル検査(冠動脈造影診断検査は必須、PCIの介助助手にも経験にふまえ入ります)
9)電気生理学的検査(診断検査は必須、アブレーションの介助助手にも経験にふまえ入ります)

定期カンファレンス

1)火(16時30分~)入院症例検討会,カテーテル検査検討会
2)水(朝8時)英文文献抄読会
3)金(午後)入院患者プレゼンと部長回診、
4)各検査検討会(心エコ-、シンチ、心臓MR、冠動脈CT読影を指導医と共に行います)

詳細等
■後期研修医の一日
 朝8時までに循環器病棟へ。電子カルテでの情報収集と病棟回診で診療の一日がスタート。30分で指示出しや処方そしてカルテ記事記録を指導医との打ち合わせのうえで終了し、午前の検査に赴きます。心エコー、負荷心筋シンチが主な検査となります。指導医や専門技師とともに目一杯検査を行い午前は終わり昼食へ。ほっとした時間を医局で他の医師と過ごし、そして午後の病棟診療へ。この日は午後が救急車対応の内科系救急チームの一員であり、救急センターにたびたび呼び出され救急チーム診療を。指導医から診療終了後には解説を受けます。夕方からは指導医やエコー専門技師と共に検査症例検討会へ(眠い)。その日みた症例の見直し・経験内容をチェックします。それが終わりコーヒーブレーク。その後再び病棟へ行き重症患者を再度回診し、経過を看護師と話をして一日が終わります。明日は英文文献抄読会の当番であり、眠い頭を叩きながらの準備を医局の机で行い夜は深けていきます。
 症例を経験し自らの糧として蓄え、かつその質の保証を指導医との討論や学習、検討会で確保し、更に世界先端の情報を常に更新していくことが毎日の研修医生活になります。その到達度を上級医は常に確認しながら次の指針を提供していきます。必ず、3年後には一人の意欲と能力ある循環器医として次のステップへ進むことを保証します。この病院循環器内科で研修していった多くの若者は今全国で活躍しています。

■指導体制
 循環器内科スタッフは07年4月段階で9名(兼任が3名)、ローテーターを含め後期研修医2名です。スタッフは循環器学会専門医が5名で9名全員内科学会認定医であり一部が専門医です。指導は病棟診療、診断検査、救急の三部門に分かれます。病棟指導は中堅の卒後10年以内の医師が行います。診断検査ごとに各専属医が各検査指導を行うことになります。救急全般は内科系救急チームに加わり、実践的に救急学会専門医の指導下に経験します。

■学会活動
 症例報告のみならず、これまでの循環器内科研修医はテーマごとのまとまった臨床研究を全国大会レベルで発表し、その中から論文作成をもしています。"日常診療の経験の中から世界に発する臨床研究テーマを発掘しよう"が合言葉です。

■主な論文
・ Is ST segment re-elevation associated with reperfusion an indicator of marked myocardial damage after thrombolysis?  J Am Coll Cardiol 1993;21:62-7.
・ Assessment of "microvascular no-reflow phenomenon" using technetium-99m macroaggregated albumin scintigraphy in patients with acute myocardial infarction.  J Am Coll Cardiol 1998;32:898-903.
・ Assessment of clinical features in transient left ventricular apical ballooning.  J Am Coll Cardiol 2003;41:737-42.
・ Apical ballooning of the left ventricle: a distinct entity? (Editorial). Heart 2003;89:974-6.
・ Noninvasive assessment of coronary microvascular dysfunction using Tc-99m tetrofosmin SPECT in patients with acute myocardial infarction. J Nucl Cardiol 2004;11:562-9.